その人の背景を考える
なんか最近涼しくなってきたな。
いつも暑さ対策で、布団の中に冷却パックを入れて寝てるのですが、
今日は寒くて起きました。
気づけばもう10月。
時間の流れが早いと感じるのは、毎日が楽しいからでしょうか。
それとも、まだやりたいことが出来ていない自分に焦りを感じているからでしょうか。
〜感じ方の違い〜
今日は、相手の背景を知ることの大切さについてお話します。
私は小さい頃、めちゃくちゃ野球が好きでした。
幼稚園くらいのときかな、兄の友達と一緒に遊びで野球を始めてから
夜は毎日プロ野球を見ていたし、毎日のように野球の練習をしていました。
野球をして体を動かしているときが、自分にとって最高に楽しく、そしてもっとうまく
なりたくて必死に練習していました。
朝はバットを持ってランニングして、夜も素振りをしていました。
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野球チームに所属することになったのは、小学校3年生のときです。
小さい頃から2つ上の先輩に混じって野球をやっていただけあって、
野球チームではピッチャーで主軸を任されていました。
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しかし、野球チームに所属し始めて、1年ほど経過したある日、自分の主治医から野球を辞めるよう言われました。
野球が大好きで、かつ負けず嫌いだった私がこのドクターストップを受け入れられるはずもなく、泣きながら必死に抵抗しましたが、それも実らず
結局辞めることになってしまいました。
私のそのときの夢はプロ野球選手になることだったので、なんで夢を叶えるための努力すらさせてもらえないのだろうと、悲しくなりながら家の前で一人で壁あてをしていたのを覚えています。
スポーツが大好きだった私にとって、病気によるスポーツ制限はとてつもなく苦しく感じました。
でも、もし私がスポーツが嫌いで興味がなく、むしろ本とか勉強が好きな子供だったら、こういった病気の影響というものが何でもなかったかもしれません。
ここで思うことは、何か病気を持っている人に対して、その大変さを病名で判断してはいけないということです。
例えば、
何か物を作ることが人生の生きがいである人が、病気によって物が作れなくなったとしたら、それはその人にとっては、とても大きな喪失感と絶望感に埋め尽くされてしまうのではないかと思うのです。
つまり、「何の病気に罹ったのか」ではなく「その病気によって、その人の人生にどのように影響を与えたのか」
を理解することが大切だということです。
そのためには、その人のバックグラウンドを知る必要があると思うんです。
これから、私は病気によって苦しいと感じている人の力に少しでもなりたいと思っていますが、その際に、
単に病名でその人の辛さの程度を判断するのではなく、その人がこれまでどのような
人生を歩んできて、病気によってどのように生活が変化したのかを理解するように心がけていきたいなと思います。
今日はこのくらいで、終わり。