我慢すること
私が、フィジーという国に留学に行っていたとき、
ホームステイ先で、夕食にマンゴーの種みたいなものが出てきました。
一口かじるとめちゃくちゃ硬い。
それはもう歯が折れそうなくらい。
文化の違いを感じつつ、でも出された物は食べなきゃと思い、会話をしながら一生懸命かじっていました。
半分くらい食べたところで、私は言いました。
「とてもユニークな味ですね。」
するとホストマザーはにやにやしながらこう答えました。
「それは普通食べないわよ。」
早く言ってよ!!
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〜絶食していたときのお話〜
今日は、私が治療のため、12日間絶食していたときのことを話そうと思います。
小学生の頃、腹膜炎にかかり入院しました。
その治療のため、まず胃の中を空にする必要があるらしく、点滴で栄養補給をしながら何も食べてはいけない期間が12日間続きました。
許されていたのは、水となぜか黒飴だけ。
そのときの私にとっては、黒飴がまるで神様のような存在でした。
今でも黒飴と聞くと、神々しい響きがします。
とにかくお腹が空いて、お腹と背中がくっついてしまうのではないかと本気で思いました。
「おなかがへるうた」という歌をみなさんご存知でしょうか。
その歌詞の中に
おなかと せなかが くっつくぞ
というフレーズがあります。
このフレーズが、当時の私の頭の中で、何回流れていたか分かりません。
空腹に耐えるために、そのときやっていたことがあります。
それは、食べたいものをひたすらノートに書くことです。
メロン、いちご、寿司、ラーメンなど、退院したら食べたい物をひたすら考えて、そして自分が食べているところを想像していました。
それが、とても楽しかったのを覚えています。
これはどんな味だっただろう、あれを食べたらめっちゃ美味しいだろうなー
と考えを巡らせるだけで、空腹で辛いんだけど、なんかワクワクした気持ちがあったのを覚えています。
人って、生きてる以上、我慢しないといけないときはたくさんありますよね?
例えば、研究や仕事が忙しくて遊びにいきたいのを我慢するとか。
でもそれって、見方を変えるとちょっと楽しい。
だって、ワクワクできるから。
やってることが一息ついたら、誰とどんなことして遊ぼうかなと計画立てるのも楽しいし、よっしゃー頑張ろう!って思うことが出来る。
我慢しなくていいときは、思いっきり楽しむ!
けど、どうしてもやらないといけないことがあるとき、我慢しないといけないことがあるときには、
自分で小さな夢を作る。そしたら自然とワクワクしてくる。
何で食べたい物が食べられないんだとか、何でこんなことやらないといけないんだっていう後ろ向きな考え方じゃなくて
我慢することも楽しむこと
ワクワクした前向きな姿勢のまま、日々を過ごせたらなーって思います。
うん。終わり。