共感する人との出会い
昨日、ノーベル化学賞が発表された。
リチウムイオン電池で功績をあげた吉野彰さん。
一回で良いから、吉野さんの頭の中を覗いてみたいと思う。
何が見えるのか。
自分は、4年間化学を勉強して、研究も1年間くらいやらせて頂いている。
けど、全然上手くいかなくて、最近は自分の研究と友達になれていないと感じる。
仲良くしようとすればするほど、離れていってしまうような。
気持ちが空回りしているような。
自分の力の無さを感じる今日この頃。
吉野さんが言っていたように、柔軟な考え方を持ち、粘り強く向き合っていけば
何か見えるものがあるのだろうか。
限られた時間。卒業するまであと、4ヵ月ちょっと。
後悔しないように、全力で駆け抜けてみますか!
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~共感する人との出会い~
さて1年以上前のこと、
進路決めの際、私は小児患者にVRで夢を提供することを本気で願った。
そこで、大学は何かの傍らでそれをやるのではなく、勉強しながらその活動をしたいと
思い、目標とする大学を決めた。
今年の7月、
編入試験が迫った中、息抜きで友達と話していたときに、あるチラシが目にとまった。
それは、とあるビジネスコンテストの応募チラシ。
忙しかったけど、ここで自分の考えを発表してみたいと、素直に思った。
それによって、
電車がホームドアと少しズレたときに、微調整するために移動する距離
くらいは前に進めば良いなと。
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大変だったけど、大学も無事受かって、ホッと一息、つく暇もなくビジコンに参加することになった。
自分の、VRを病院に適応するというビジョンは、お金のことは全く考えておらず、ビジネスではないものであった
にもかかわらず、エントリー、1次、2次審査を通過することが出来て、そこでまた新しく世界が広がっていった。
そのご縁で出会った人がいる。
その人は、アートで医療を変えたいという。
衝撃だった。
太陽よりも熱くて眩しいんじゃないかっていう心で、本気で病院の景色を変えたいと言う。
病気の患者さんの心を楽しくしたいという点で共感した嬉しさと、そんな人が自分以外にもいるんだ!っていう嬉しさがあった。
自分が入院していたときに、病院でこういった、ホスピタルアートの取り組みをしてくれる人がいたら、
そのときの自分にとっての病院のイメージは、もっと明るいものになっていたのかもしれないなと思った。
もうすでに、生きていく上で大切なことを、その人から沢山学んだ気がする。
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実際、人はみんな考え方は違うし、人によって求めているものも違う。
だから、今はとにかく自分以外の当事者へのヒアリングを大切にする。
どんな方法、どんな形でも良いから、病気というものが暗いものじゃなくて、
少しでも良いから明るいものになるように。
終わり。