minamiiin’s diary

病気を楽しくしたい、そんな夢を叶える冒険記です

人生の夢、それは旅の始まり

〜プロローグ〜

やりたいことを発信すること。

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私には今、大きな夢があります。それは、

 

”病気”っていうものを将来に繫がる、良いものにすることです!

 

私は4歳の頃に”川崎病”という病気に罹り、その後遺症で右側の心臓が詰まってしまい、今までで何十回も入院の経験をしました。

 

この16年間、病気の経験を通して

 

自分が助けてもらったように、今度は自分が病気で苦しんでいる人の力になりたい

 

と本気で思うようになりました。

 

そう思って、じゃあどうするかって考えたとき最初はお医者さんかなと思いました。

 

自分の主治医は凄くかっこいいし、病気で苦しかったときに何度も勇気が出る言葉をかけてくれて、その言葉で何度も安心した記憶があります。

 

でも、自分の中で大きく心に残っている体験があり、それから自分はお医者さんでもなく、看護師でもない、病気を将来に繋げる第三者になろうと思いました。

 

 

私が入院しているとき、斜め前のベッドに小児がんの男の子がいました。当時思いやりが無かった私は、その子に対してヒドイ言葉をかけてしまいました。そして自分が退院してその男の子はどうなったかとお医者さんに尋ねると、その子は亡くなってしまったと言いました。

 

それを聞いたとき、自分はその子に対して優しい言葉をかけていなかったことにとても反省し、人の気持ちをもっと考えようと思ったことを覚えています。

 

私が進路を考えるとき、この男の子のことが思い出されました。

 

その男の子の人生は本当に楽しかったのか。まだ小さい子供が、窓からしか外の景色を見れぬまま亡くなってしまうというのは、凄い心がチクリとする。

 

だから、まずは特に入院している小児患者に夢を提供しようと考えました。世界は沢山面白い人がいて、綺麗で、美しいものが沢山ある。そういうものを、病気で苦しんでいる人に提供したい!

 

その一つの方法として、VRだっ!と思いました。旅行や自然アクティビティの体験を提供することで、「早く病気を治してあそこに行ってみたい」とか「将来は〜になりたい」とか「〜したい」と思ってもらうことができるのではないか。

 

そしたら治療のモチベーションにもなるし、退院してからも色んな制限や病気のことで周りから理解されないことがあっても乗り越えていけるのではないか。

 

結局、いくら患者さんに「大丈夫だよ」とか「一緒に頑張ろう」と言ったとしても、治療をして痛い思いをするのは患者さん一人。だから、夢を提供することで「自分の夢を叶えたいから、痛い治療も乗り越えてやる!」という強い気持ちを持ってもらえるのではないか。

 

そういう風に思い、現在「小児患者にVRで夢を提供する」という活動を個人的に取り組んでいます。

 

一人でも多くの人が、「病気に罹ってむしろ良かった」、「病気によって人生が良い方向に変わった」と思ってもらえるにはどうしたら良いか。

 

私は、それを探す旅に出ています。

 

これから、その冒険記や自分の病気の体験についてどんどん発信していこうと思っているので良かったら見てください。