重心施設紹介続編〜Flap Yard 施設の方のお話〜
<詩・出会い>
世界は出会いであふれている。
地球が生まれたのも出会いだし、化学反応だって分子の出会いだし、人が生まれるのだって出会いだ。
人生の内で、出会う何千、何万、何十億の奇跡は一体どこからやってくるのだろうか。
出会い。
それはときどき、核分裂レベルの大きなエネルギーを伴うことがある。
表面上の付き合いとかではなく、心の奥の奥で言葉を交わすことができ、
自分の燃えている心と、相手の燃えている心が合わさって一つになる
そんな感覚。
世の中には沢山の人がいるけれど、そんな人と出会えるのは、もしかしたら宝くじを買う確率よりもずっとずっと小さいのかもしれない。
「運は減るものじゃなくて、作るもの」
というのが私の小学生からの哲学だけど、一見奇跡に見える出会いだって、その出どころを探ると、突然パッと湧いて出てきたわけじゃない。
全部自分の歩んできた道のりがあるからこそ、ずっとずっと昔の自分がいるからこそ、大きな出会いがある。
生きることって、やっぱり素晴らしい。
〜Flap Yardの施設運営者の方のお話〜
前回の続きです!Flap Yardという重心施設の施設見学のレポートです。
見ていない方はこちら。
https://blog.hatena.ne.jp/minamiiin/minamiiin.hatenablog.com/edit?entry=26006613457223903
今回はFlap Yardを運営する方が、どのようなマインドを持っているのか、何を目標に運営しているのかについて共有します。
子供が子供であるために
先天的に障害を持っている子供は、自分の伝えたいことを伝えられず、分かってもらえないことによって無気力症候群になってしまっている子が多い。別の言い方をすると、感覚的に無気力。だから、少しでもその子の長所を伸ばして、その子の成長をサポートすることが大切。普通はさ、子供は外出をすれば目的地に着くまでに色々なものに興味を持って時には寄り道だってする。障害を持っていても子供が子供であるために、色々な楽しい物を体験させてあげたいと思う。
子育てをしているという実感を持って欲しい
親御さんは、最初は自分の子供が障害を持っているなんて受け入れたくない事実。普通は、生まれてきたらこの子がどんな風に成長していくんだろうってポジティブなワクワクがあるけど、障害をもつ親御さんは心配などネガティブな気持ちになってしまう。我が子のことなのに分かってあげられないという現実。自分の子供が、どんな感情を持っているのか、何をやっている時に楽しんでいるのかが分からない。医療的ケアに追われる毎日。こういう表現がいいのか分からないけど、親御さんに対してもあなたは医療的ケアの前に子育てをしているんですよということを伝えたい。
感想
誰かを助けたいと自分が思っていたとしてもさ、自分のやったことがホントにその人の為になるとは限らないじゃないですか。
でも、世の中ってそうだよね。
良かれと思ってやったことが、逆に迷惑がられるなんてよくある話でさ。
できることといったら、よく知ることしかないよね。対象をよく観察するとかさ、知識をつけるとか。
結局、本当はみんな自分の為に生きているんだっていうのは間違ってないしさ。
自分のやりたいことをやっていれば、自然とそれで笑顔になったり幸せになったりする人が出てくる、そんな世の中なのかもしれないしさ。
特に、障害を持った子供の心の中を本当に理解することなんてできないかもしれない。
表現できないだけで、やめてくれって思っているかもしれないし、何にも感じていないのに勝手にちょっと嬉しくなったとか周りが言っているのかもしれない。
それは正直ホントに難しいところだよね。
でもさ、もしこういう人がいなかったら、もっと悲しいと思うんだよね。
為になること、良いことをしてるなんて本人じゃないと断定できるわけないけど、
そういう思いを持って接しているということは、絶対に伝わっているはずだって思う。
施設見学をさせて頂いて強くそれを実感した。
終わり。