minamiiin’s diary

病気を楽しくしたい、そんな夢を叶える冒険記です

感染症のリスクも無くどこへでも行ける体験が出来る、そんな世界が作れたら

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〜日医大の病棟の見学に行って感じたこと〜

先日、日医大の小児病棟の見学に行かせて頂きました。私も小学生の頃に一度この病院に入院したことがあったけれど、どうやら病棟が新しくなったようで当時の印象とは大分違う印象を受けました。実際にお医者さん、看護師さん、患者さんと会話をする機会があったので今回はその中でも印象に残っていることを書こうと思います。

 

 

この日医の病棟見学を通して、ある15歳の女の子に出会った。その子は3週間ほど入院しており、予定では2ヶ月間程度入院するとのこと。学校がとても好きで、早く学校に行きたいと言う。

 

< 私も小学校6年生の頃、卒業間近に1ヶ月程入院した経験があり、この期間がとてつもなく長く感じるという思いがよく分かる。当時の私は、手作りカレンダーの日付に学校の休んだ日を黒く塗りつぶしていたけど、そしたらカレンダーが真っ黒になったのを覚えている。

 

その子は中学3年生ということもあり、受験勉強も控えている。けど全然集中出来ないとのこと。

 

< でもその気持ちもめちゃくちゃ分かる。入院中は勉強に集中できるんじゃないの?というイメージがあるかもしれないが、びっくりするくらい何もやる気がおきない。少なくとも自分はそうだった。

 

そして、もう退屈な入院生活に飽き飽きしており、とにかく外に出たいという。

 

行きたい場所は?

 

と聞くと、ディスニーとハワイと答えた。

 

せめてハワイだけでもVRで体験出来たら絶対楽しいし、一緒に楽しむだけでもその子にとって価値のあることだとは思うのに。

 

「やってみたい」

 

と言われてしまったら、私としても何とかしたけれど。

 

感染症のリスクがあるからと、お医者さんからNGが出た。

 

ごめんよ。そればっかりは僕の力ではどうすることも出来ないんだ...

 

その子の気持ちは”よく分かる”という言葉では足りないくらい感じることができる。

 

病室から窓の景色を見るのももう飽きたというのも分かる。

 

治療が嫌だというのも分かる。

 

他の友達は今頃遊んだり、制限なく生活できるのに何で自分だけというのも分かる。

 

何とも言えぬ孤独感があるのも分かる。

 

毎日がとても長く感じるのも分かる。

 

と、その子を自分と重ね合わせてしまう。

 

その分、何かしてあげられないかなという気持ちは強くなってしまうのだが、

 

簡単にはそれが出来ないという現実。

 

感染症のリスクなど無く、気軽に色々な場所に行った体験が出来る、そしてその場所を共有できる。

 

そんな世界が作れたら。

 

あー、なんか心がモヤモヤする笑。対象が対象だけに難しいことは分かっているし、別に知らないふりをしていればそのまま時が過ぎ去っていくだけなのに。

 

でもやっぱり、自分と重ね合わせてしまうだけに、何か出来ないかなと思ってしまう。

 

だったらやろう。

 

幸い、まだ時間はあるし、まだ抽象的にしか描けていない世界をもっと具体化して何か形にすることはできるはずだ。

 

今、自分ができることをやりつつ、その先の未来を形作っていこう。

 

大学に行ったらもっと色々と学べるかもしれない。

 

頑張ろう。

 

おわり。

ファミリーハウスとは?

詩・彩雲

 

でこぼこ砂利道を通り抜けて

 

道なき道を進む。

 

小さな段差につまずいて

 

後ろを振り返る。

 

雨が降ってきて

 

雨宿りする。

 

草木を掻き分けて

 

体中にクモの巣がついて

 

君はベンチに座る。黒いフードを被る。

 

でも、ほら見てよ。

 

空が君に微笑んでいる。

 

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施設訪問編~ファミリーハウス~

今日は、ファミリーハウスについて紹介したいと思います。

 

1. ファミリーハウスとは?

 遠隔地から先端医療を求めてやってくる病気の患者さん、またその家族が宿泊することのできる施設です。病院は家族が一緒に寝泊まりすることは出来ません。そのため、遠隔地の病院に入院するとなったら、家族は毎晩ホテルを探さなければいけません。また、最近は入院日数が短くなっているという背景もあります。そんな中で、一泊1000円という破格の価格で宿泊することができるのがファミリーハウスというものです。都内で10施設あるそうなのですが、今回お邪魔させて頂いたのは勝どきにある「うさぎさんのおうち」というファミリーハウスになります。

 

2. 施設内の様子

 一泊1000円と聞いて、ボロボロのアパートみたいなのをイメージしていませんか?全然そんなことはありません。寄付で成り立っているから安いんです。家族が宿泊するだけでなく、もちろん通院する患者さんも宿泊します。そのため、補助面、衛生面、プライバシー面には徹底的に配慮されています。その中のいくつかの例を紹介します。

 

まず、ベッドの工夫です。下の写真の左側のベッドは、リクライニング付きの介助用ベッドになっています。部屋の雰囲気はとてもモダンな感じがしますね。これは、ティーンエイジャーの利用者が多いということから、今風にデザインしたそうです。

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 下の写真はお風呂です。分かりますか?浴槽と壁の間には少しスペースがあります。これによって、人がそのスペースに入って補助できるようになっています。

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ちゃんとキッチンもあります。患者さんの親御さんが参考になるような理想のキッチンを目指しているそうです。

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また、洋室だけでなく和室の部屋もあります。掃除ができるように、畳もあえてビニール性のものにしています。

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その他にも、部屋の扉には鍵が2つ付いており、子供が間違えて他の人の部屋を開けてしまうといったことがないような工夫や、ホコリがかぶらないように額縁を使わずにワイヤーで絵を吊すといった細部にわたる配慮がなされていました。

 

共有スペースもあり、他の患者さんまたはその家族の方とも交流ができるようになっています。

 

利用期間は様々で2,3日の方もいれば2年間ほど滞在していた人もいるみたいです。

 

運営するスタッフの方々は、掃除や物品管理に忙しくしていましたが、みなさんとても生き生きとしていたのが印象的でした。そんな忙しい中、私一人の為に丁寧に施設の案内をしてくださったスタッフの皆さんに感謝です!このような社会の仕組みは本当に素晴らしいですよね。こういうものこそ、どんどん広がって続いていってほしいなとつくづく思います。

 

おわり。

 

重心施設紹介続編〜Flap Yard 施設の方のお話〜

<詩・出会い>

世界は出会いであふれている。

 

地球が生まれたのも出会いだし、化学反応だって分子の出会いだし、人が生まれるのだって出会いだ。

 

人生の内で、出会う何千、何万、何十億の奇跡は一体どこからやってくるのだろうか。

 

出会い。

 

それはときどき、核分裂レベルの大きなエネルギーを伴うことがある。

 

表面上の付き合いとかではなく、心の奥の奥で言葉を交わすことができ、

 

自分の燃えている心と、相手の燃えている心が合わさって一つになる

 

そんな感覚。

 

世の中には沢山の人がいるけれど、そんな人と出会えるのは、もしかしたら宝くじを買う確率よりもずっとずっと小さいのかもしれない。

 

「運は減るものじゃなくて、作るもの」

 

というのが私の小学生からの哲学だけど、一見奇跡に見える出会いだって、その出どころを探ると、突然パッと湧いて出てきたわけじゃない。

 

全部自分の歩んできた道のりがあるからこそ、ずっとずっと昔の自分がいるからこそ、大きな出会いがある。

 

生きることって、やっぱり素晴らしい。

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〜Flap Yardの施設運営者の方のお話〜

前回の続きです!Flap Yardという重心施設の施設見学のレポートです。

 

見ていない方はこちら。

https://blog.hatena.ne.jp/minamiiin/minamiiin.hatenablog.com/edit?entry=26006613457223903

 

今回はFlap Yardを運営する方が、どのようなマインドを持っているのか、何を目標に運営しているのかについて共有します。

 

子供が子供であるために

先天的に障害を持っている子供は、自分の伝えたいことを伝えられず、分かってもらえないことによって無気力症候群になってしまっている子が多い。別の言い方をすると、感覚的に無気力。だから、少しでもその子の長所を伸ばして、その子の成長をサポートすることが大切。普通はさ、子供は外出をすれば目的地に着くまでに色々なものに興味を持って時には寄り道だってする。障害を持っていても子供が子供であるために、色々な楽しい物を体験させてあげたいと思う。

 

子育てをしているという実感を持って欲しい

親御さんは、最初は自分の子供が障害を持っているなんて受け入れたくない事実。普通は、生まれてきたらこの子がどんな風に成長していくんだろうってポジティブなワクワクがあるけど、障害をもつ親御さんは心配などネガティブな気持ちになってしまう。我が子のことなのに分かってあげられないという現実。自分の子供が、どんな感情を持っているのか、何をやっている時に楽しんでいるのかが分からない。医療的ケアに追われる毎日。こういう表現がいいのか分からないけど、親御さんに対してもあなたは医療的ケアの前に子育てをしているんですよということを伝えたい。

 

感想

誰かを助けたいと自分が思っていたとしてもさ、自分のやったことがホントにその人の為になるとは限らないじゃないですか。

 

でも、世の中ってそうだよね。

 

良かれと思ってやったことが、逆に迷惑がられるなんてよくある話でさ。

 

できることといったら、よく知ることしかないよね。対象をよく観察するとかさ、知識をつけるとか。

 

結局、本当はみんな自分の為に生きているんだっていうのは間違ってないしさ。

 

自分のやりたいことをやっていれば、自然とそれで笑顔になったり幸せになったりする人が出てくる、そんな世の中なのかもしれないしさ。

 

特に、障害を持った子供の心の中を本当に理解することなんてできないかもしれない。

 

表現できないだけで、やめてくれって思っているかもしれないし、何にも感じていないのに勝手にちょっと嬉しくなったとか周りが言っているのかもしれない。

 

それは正直ホントに難しいところだよね。

 

でもさ、もしこういう人がいなかったら、もっと悲しいと思うんだよね。

 

為になること、良いことをしてるなんて本人じゃないと断定できるわけないけど、

 

そういう思いを持って接しているということは、絶対に伝わっているはずだって思う。

 

施設見学をさせて頂いて強くそれを実感した。

 

終わり。

 

 

重心施設紹介〜Flap Yard〜

<小噺>

ちょっと遅めの誕生日プレゼントを貰った。

 

私の誕生日は9月17日なので、もう1ヶ月以上前なのに笑。(今日は10月28日)

 

普通は、どんなに仲良くても、誕生日にプレゼントを渡し損ねたら

 

まあいっか

 

ってなりそうなもの。

 

1ヶ月以上前の誕生日に対して、わざわざプレゼントを用意してくれるって最高すぎる。

 

その誕生日プレゼントも凄い粋なものだった。

 

野球のバットとボールがついたネクタイピン。

 

大切にします。ありがとう!

 

 

Flap Yard~施設概要の紹介編~

心施設のFlap Yardさんにお邪魔しました。

 

Flap Yardとは、重症心身障害児を預かる施設です。

 

私がFlap Yardを訪問したその目的は、

 

・ 重心施設の状況を知ること

 

・ 重心施設でのVRニーズを探ること

 

です。

 

結論からいうと、

 

・重症心身障害を持ったこどもたちが、普段どんなことをして、どういう状況なのか、一部ではあるけど知ることができた。

 

・重心施設の方々が、どんなことに気をつけてこどもたちと接しているのかが分かった。

 

・思ったより、自分の想像をはるかに越えた、VRの可能性について知った。

 

同時に、自分のキャパを明らかに越えている状態に陥り、パンクしそうになった。

 

やることは、一杯ある。

 

限られた時間の中で、出来るのか?

 

需要に対して供給が追い付かないんじゃないか状態。

 

でも嬉しいし、やりたいから頑張る。

 

それだけ。   

 

 

今回のブログでは、Flap Yardの施設紹介をしたいと思います。

 

とてもユニークで面白い取り組みをしている施設でその取り組みに感銘を受けました。

 

是非その取り組みなども沢山の人に知って貰いたい!

 

病気、生まれながらに障害のある子供たちを支援する施設や取り組みをこれからどんどん発信していきます! 

 

①どんなことをやっているのか

 

<主な事業>

・児童発達支援事業(0〜6歳)

・放課後デイサービス事業(7〜18歳)

 

<取り組み>

・コミュニケーション支援(音楽療法

・コミュニケーション支援(感覚遊び)

・コミュニケーション支援(読本)

・統合保育(普通の子供と重症心身障害児が一緒に交流するというもの)

・外出

 

②施設について

 

施設の外見はこんな感じです。


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壁面を薄い黄色にして、とても優しく明るい雰囲気が感じられました。

 

遠くからでも凄い目立ってました。これは、災害時にも目立つようにという意味も込められているそうです。

 

中はとにかく、楽しい気持ちにさせてくれそうなデザインがされていました!

 

入って通路があって

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左右2つの部屋に分かれています。”つばさ”と”はばたき”。

 

0〜6歳の子供は、こちら、”つばさ”。

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中はこんな感じで、楽しく遊べる工夫があちこちになされていました。

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写真をとったとき、たまたま外出に行っていたようで人が少ないですが、一日5名まで預かれるそうです。 

 

続いて、”はばたき”。7歳〜18歳の子供たちが放課後利用できます。

 

子供たちは主に、特別支援学級に通っており、学校とFlap Yardを車で送迎してくれるそうです。

 

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Flap Yardの方は、どうしたら笑顔に楽しく、その子の強みを引き出せるか

 

それを考えながら、利用者一人一人に適した、ケアや遊びを提供しているとおっしゃっていました。

 

例えば、手だけが動かせるという子供に対してはその強みを生かした遊びを提供するといったことや、耳は聞こえないけど目は見えるという子に対しては視覚を利用した絵本など。

 

他にも”統合保育”と呼ばれる取り組みも行っているそうです。

 

障害を持った子供が普通の子供と遊ぶことで、真似したいという気持ちが起きるそうです。

 

統合保育によって、歩くまでに4年はかかるだろうとされていた子が、2年半で歩けるようになったという効果もあるそうです。

 

普通の子供たちも最初は、障害を持った子に対して理解できないこともあるそうなんですが、一緒に過ごす内に、自然と理解し相手のことを尊重することができるようになるそうです。

 

Flap Yardの施設長は、

 

重い障害の正体は、実はその子を育てる環境がなかっただけ

 

なのではないかともおっしゃっていました。

 

 

VRを通して、その子の強みを引き出す、興味のあることを発見するなど伝えきれないくらいのニーズを伺うことができました。

 

自分の予想を遥かに超えたニーズがあることを知り、その可能性にとてもワクワクしています。

 

その実現のために、私の力はまだまだ足りなさ過ぎる!

 

このプロジェクトに集中したい!

 

っていうのが正直なところですが、自分のやるべきことをやりつつ、今できることをできる範囲で全力でやる。

 

それに尽きると思います。

 

次は、施設を運営する方のお話についてお伝えしたいです。

 

終わり。

 

女医さん2人と話したことPart2〜ポジティブバージョン〜

先日、ある人のおかげで女医さん2人と電話で話す機会を頂けた。

 

その目的は、

 

VRで小児患者に旅行体験を提供することに対する、お医者さん目線からのご意見を頂くこと。

 

その話で出た否定的なご意見は、前々回の記事で書いてあるので見ていなかった方はこちらへどうぞ。

 

https://blog.hatena.ne.jp/minamiiin/minamiiin.hatenablog.com/edit?entry=26006613451806452

 

今回は、逆にポジティブな意見や頂いたアドバイスを忘れないうちに書き留めておこうと思います。

 

 

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良い面1

社会復帰のサポートになる

→入院中の患者さんは目標みたいなものが無いように感じる。院内学級が存在しない病院などは特にその傾向がある。入院中は、仕方のないことなんだけど、暇なときにやることといえばスマホやテレビばかり。集団生活から離れてしまっているので、患者さんがスムーズに社会復帰できるのかが心配。

 

 そういう意味では、人との交流によって夢とか目標とかを提供するという活動は凄くありがたいものだと思う。入院後の社会復帰のサポートになるから。

 

良い面2

親に喜んでもらえる

→病気のときは、本人はもちろん大変なんだけど、それ以上にその親御さんが色々と悩んだりしているケースが多い。だから、親御さんは子供が楽しそうにしている姿を見ると凄い喜ぶと思う。患者さん本人だけでなく、その家族にまで楽しさと喜びを届けることができるのはとても良いことだと思う。

 

アドバイス

・病院だけではなく、重心施設と協力することで活動の幅が広がる。

 

・医療ボランティアの方々から、話を聞くと良い

→日本ホスピタルクラウン協会という、ピエロの格好をして音楽を届けているボランティア団体などをよく見かける。そういう人たちから色々とアドバイスを頂けるのではないか。

 

VRだけじゃなく、メディアアートや音楽など色々なやり方を模索していくと良い。

 

感想 

 より具体的なイメージを持つことができた。これからいよいよ本格的に活動が始まっていく訳なんだけど、どんどん状況が進展して嬉しい反面、不安なことがとても多い。なので、とにかく一人でも多くの人の意見を聞きたいなと思っているし、多くの人の協力によって成り立つものなので、本当に感謝の気持ちを忘れずに頑張りたいなと思う。

 

終わり。 

高専の良さとは?私が思う高専の良いところ。高専5年生が語る、実際どうなのっていう話。

今日は高専生活最後の文化祭。

 

時間というものは何て儚いものなんだろうと思ってしまう。

 

あっという間だった。

 

けど、毎年色々なお店を出して、みんなと協力して、どの文化祭も最高に有意義だった。

 

1年生の頃は、フライドポテトと野球部のOB戦。

 

2年生の時は、野球部でのみなみんラーメンと農林同好会のドーナッツ屋さん。練習の後、部室で看板作って必死に宣伝してラーメン作っていたのが懐かしい笑。

 

3年生の時は、農林同好会のポップコーン屋さんとちょこっとラーメン屋さんの手伝い。台風の影響で2日目が中止になって、ポップコーン屋さんは大赤字。みんなにお金を徴収して回るのが大変だった笑笑。

 後、みんながやるぞーっていう気持ちになるチームにするにはどうすれば良いか凄い考えてた。一人一人の個性とか良さを引き出して、みんなが自由に力を発揮できるために自分ができることは何だろうと。そういうことを学ばせて貰った後輩たちには感謝。今日後輩たちが、頼もしく天ぷらを揚げていたのを見てめちゃくちゃ嬉しかった。農林同好会は先輩が作ったもの。それを後世に残していきたいなと強く思っていたので、少し安心した。大丈夫だろうと。

 

4年生の時は、クレープ屋さん。去年の赤字を受け、絶対に儲かると思ってクレープにした。クレープを作る達人になった気がした。売り上げも良く大成功。達成感に満ち溢れていた。

 

 そして”森のミュージアム”。森とアートを融合するという生まれて初めての体験をした。これが大人の方に凄い好評で、とてつもなく嬉しかった。木と電話することができるような作品や、森の時間を表現したもの、鏡を使って木の中に入っていけるような作品、森のヴィーナスなどなど。

 

5年生の今年は、文化祭を外から見れた。いつも、何かやっていて文化祭をちゃんと回ったことが無かったので今年は何もやらないで、高専の文化祭ってどんなものなんだろっていうのを知ろうと思った。それといつまでも5年生がやっていたら、後輩のためにはならないし。

 

そして嬉しかったことに、

 

文化祭で尊敬している先輩に2年ぶりに会って話すことができた。

 

とにかく必死だった1,2年 のことを思い出してしまい、涙が出そうになった。

 

 

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高専はめっちゃ良い学校だなと個人的には思う。

 

多分どの学校に行っても良かったと言ってるかもしれないけど笑。

 

学校の仲間は面白くて、尊敬できて、優しいし。

 

その優しさに何度救われたことか笑。

 

自由で何にでも挑戦できるし。

 

受験で点を取るためのテクニック的な学問じゃなく、実際に活用するための勉強を教えてくれるし。

 

世の中で成功している人と話す機会をどんどん与えてくれるし。

 

自分の研究ができるし。

 

お金はあるし。

 

優秀な仲間に囲まれているし。

 

指導教員にはいつもボロクソに叩かれ、突っ込まれ、

 

私が気付くまで、教えてくれず

 

冷や汗をかきながら自分の研究についてディスカッションするけど

 

それも全部私を成長させるためだと知っているし。

 

だからやりがいがあって楽しいし。

 

好きなだけ実験はできるし。

 

好きなだけ失敗はできるし(今の内にめちゃくちゃ失敗しておこう笑)。

 

トライ&エラーの考え方だけじゃなく、必死に考えて必要最低限のコストと労力で成功させるための完璧な実験デザインを作るよう練習することも大事だと教えてくれるし。

 

先生方は常に忙しそうにしてるけど、質問すれば付きっきりで教えてくれるし。

 

最高に分かりやすく、かつその場かぎりの知識じゃなくて、これから先のことを考えた教え方をしてくれる先生もいるし。

 

学科が5つあって、友達から色々な分野の面白さを聞くことが出来るし。

 

学校をぶっ壊したいとかいう(良い意味で)、最高に面白い友達もいるし(まじでお世話になりすぎてる。多分、この友達がいなかったら高専生活絶対楽しくない。俺に出来ることは何でも言ってくれ!)。

 

どうでも良いようなことを議論できる友達もいるし。

 

野心に満ち溢れた最高にいかしてる友達もいるし。

 

宇宙というでっかい夢を持ってる面白い先輩をいるし(宇宙規模で尊敬しています(^_^))。

 

何でも受け止めてくれて、一緒にいるだけで優しい気持ちになれて、ずっと一緒にいても会話が途切れず、よく一緒に遊びに言ってくれて、精神的に支えてくれる友達もいるし(この人がいたから編入試験受かったんだと思ってる、勝手に)。

 

山登りに連れて行ってくれるアウトドアな友達もいるし。

 

小さいことは気にしなさそうな、楽しい友達もいるし。

 

交換日記という一見子供っぽいことに、1年以上も付き合ってくれている、一緒にいるとめちゃくちゃ楽しくて、そして私が落ち込んでいるとき素直に隠さずにいられる人で、いつも笑顔で(その笑顔にいつも励まされる)、私のわがままにも付き合ってくれて、海外に行くきっかけもくれて、明るい心もくれて、来年から離れてしまうのがめちゃくちゃ寂しい友達もいるし。

 

野球部の仲間は本当に仲間だし。

 

後輩は優秀で面白くて変わった人ばっかりだし。

 

高専の空は綺麗だし。

 

綺麗な山が見えるし。

 

悩んだときに行く農林の丘は、心を浄化してくれて、最高に好きな場所だし。

 

森カフェは、自然に溶け込めるし。

 

外で昼寝をすると気持ち良いし。

 

幽霊は出ないし。

 

図書館の受付の人は、30 mくらい離れていても必ず挨拶してくれるし。

 

誰かと話してる途中でも必ず挨拶してくれるし。

 

体育の授業は、自由で楽しいし。

 

紅葉は綺麗だし。

 

壁がホワイトボードになってるし。

 

天井は高いし。

 

ムカデは出るし。

 

ゴキブリは出るし。

 

高専虫に刺されたら、あごが2倍くらいに大きくなるし。(あれ、これは良くないところか)

 

よしそろそろかな。

 

 

本当は、女医さんと話したことのポジティブバージョンを書こうと思って、

 

その前にちょこっとだけ文化祭のことについて書くつもりだったのに

 

いつの間にか高専の良さについて沢山書きすぎてしまった。

 

かなり、偏った意見かもしれません。

 

もちろん悪いところも当然ありますよ。

 

でも、良いこと勝負だと思う。

 

勉強ってやろうと思えば独学でできるものもあるけど、学校に行くと沢山の仲間がいて、施設は整っていて、リソースの面で非常にありがたい。

 

そういう意味では、高専って、当然人によるけど、個人的にはとても良い学校だと思っています。

 

高専生活残り少ないけど、楽しんで、そして苦しんで、失敗して、悩んで、嬉しくなるときがまだまだ沢山あるはず!絶対!

 

特に、自分が苦しんでいる姿が目に浮かぶ。後ちょっとしたら、ハチマキを締めて乗り切ろうとしている自分がいるかもしれない笑。もういるってわかる笑。準備しとこう笑。

 

次回は、女医さん2人と話したこと第2弾、ポジティブバージョンをお伝えしたいと思います。

 

つづく。 

 

女医さん2人とお話ししたこと 〜ネガティブバージョン〜

私は17歳の誕生日から3年間ちょっと毎日日記をつけている。

 

すると面白いことに

 

1年前の私

 

2年前の私

 

3年前の私

 

全然違う笑。

 

今となっては、なんでそんなことに悩んでたの?って感じることもあるし、

 

そのやり方は失敗するから、もっとこうした方が良いよとかが分かる。

 

けど、それってちゃんと成長してるってことなんだな。

 

 

私は、人から聞いたことよりも、やっぱり自分の目で見ないと、体験しないと納得できないタイプ。

 

だから自分が実際にやってみて、学んだことを大事にしたい。

 

 

色々なものが入ってきて、頭がごちゃごちゃになって、自分を見失いそうになったとき

 

日記を見ると思い出す。

 

自分が最終的に目指すべきもの。

 

そこがブレなければ、どんな道に行っても大丈夫だって思う。

 

だから安心して前に進むのみ!

 

 

女医さん2人とお話したこと〜見えた課題について〜

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私は現在、VRで小児患者に夢を提供するという目標に向かって頑張っているところです。

 

先日、ある人のお陰で現役の女医さん2人と電話でお話する機会がありました。

 

その話で聞いたこと、感じたことを書き留めておこうと思います。

 

第一弾は、VRで小児患者に旅行体験を届けることに対するネガティブな意見です。

 

 

結論から言うと

 

自分が思い描いていたことと、実際の医療の現場には少しギャップがあり、

 

病院内部の実情、対象者についてもっとよく知る必要がある。

 

 

 

1. 対象者は誰か

 病気によって生活に制限がある人全て。特に移動に制限があり、外の世界を見たくても見れない人に焦点を当てていた。

 

 でも、それは本当に限られた人なのかもしれない。具体的に言うと、長期入院を余儀なくされている人ということになるが、重傷の患者さん、寝たきりの患者には、ほとんど意識がない方もいる。親の満足度を上げるためには良いかもしれないが、本人が本当に楽しみ、そこから将来に繫がる何かを感じ取って貰うことができるのだろうか。

 

 

2. 健康な人とは違う

 とにかく、患者さんは不安で一杯。特に小さい子供は。そういう子が進んでVR体験をしたいとは思わないのではないか。元気じゃないので、積極的に自分からやってみようという気にはならない。また患者さんの多くは好奇心が失われてしまっている印象がある。VRは一人の世界。全ての患者さんに受け入れるものは難しいのでは。お母さんと一緒にできることの方が良いのではないか。

 

 例えばお歌を歌ったり、天井に映像を投影したりした方が、患者さんだけでなく親、看護師、医師がみんな楽しめる。そっちの方が、患者さんも安心して楽しめるのではないか。

 

ー学んだことー

 

 

まず、目的を確認しよう。

 

自分が何を目的にしているかっていうと、その場限りの楽しさというよりも、その人の先の未来に良い影響を与えられるようなものを提供すること。

 

 

ただ、VRもこればっかりはやってみないと分からないことなので、今は対象が限られていても良いからやってみることが大事。

 

色々な人の意見を聞いて、自分の目で見て、対象者の反応を肌で感じ取ってみることで、新たな工夫が生まれる。

 

だけど、やっぱり病院の景色を変えて、病気の概念を変えるためには少し工夫をしないといけないなと感じた。ネットやスマホは、良い意味でも悪い意味でも病院の景色を変えているものの一つだと感じる。これらは特に病院に限ったことではないけど、そういった当たり前に病院の中にあるものが大事なのかもしれない。それがどんなものか具体的にはまだ思い付かない。一つ例を上げるとすれば(できるできないはおいといて)、遠隔操作型のロボットを操縦して、気軽に外の世界を体験できるようなスペースが各病院の中に一つあるような世界とか。それが私の目的である、病気の患者さんにとって夢を提供できるものとなれば良いのかなと感じた。

 

 

まずお医者さん目線からの、とても貴重な意見を頂いたことに感謝。

 

こういった否定的な意見が、私にとってはとても嬉しい。

 

どういう工夫をしようかとか、もっと良いものを作り出すヒントになるから。

 

 

次は、逆にポジティブな意見について書きたいと思います。

 

続く。