女医さん2人とお話ししたこと 〜ネガティブバージョン〜
私は17歳の誕生日から3年間ちょっと毎日日記をつけている。
すると面白いことに
1年前の私
2年前の私
3年前の私
全然違う笑。
今となっては、なんでそんなことに悩んでたの?って感じることもあるし、
そのやり方は失敗するから、もっとこうした方が良いよとかが分かる。
けど、それってちゃんと成長してるってことなんだな。
私は、人から聞いたことよりも、やっぱり自分の目で見ないと、体験しないと納得できないタイプ。
だから自分が実際にやってみて、学んだことを大事にしたい。
色々なものが入ってきて、頭がごちゃごちゃになって、自分を見失いそうになったとき
日記を見ると思い出す。
自分が最終的に目指すべきもの。
そこがブレなければ、どんな道に行っても大丈夫だって思う。
だから安心して前に進むのみ!
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女医さん2人とお話したこと〜見えた課題について〜
私は現在、VRで小児患者に夢を提供するという目標に向かって頑張っているところです。
先日、ある人のお陰で現役の女医さん2人と電話でお話する機会がありました。
その話で聞いたこと、感じたことを書き留めておこうと思います。
第一弾は、VRで小児患者に旅行体験を届けることに対するネガティブな意見です。
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結論から言うと
自分が思い描いていたことと、実際の医療の現場には少しギャップがあり、
病院内部の実情、対象者についてもっとよく知る必要がある。
1. 対象者は誰か
病気によって生活に制限がある人全て。特に移動に制限があり、外の世界を見たくても見れない人に焦点を当てていた。
でも、それは本当に限られた人なのかもしれない。具体的に言うと、長期入院を余儀なくされている人ということになるが、重傷の患者さん、寝たきりの患者には、ほとんど意識がない方もいる。親の満足度を上げるためには良いかもしれないが、本人が本当に楽しみ、そこから将来に繫がる何かを感じ取って貰うことができるのだろうか。
2. 健康な人とは違う
とにかく、患者さんは不安で一杯。特に小さい子供は。そういう子が進んでVR体験をしたいとは思わないのではないか。元気じゃないので、積極的に自分からやってみようという気にはならない。また患者さんの多くは好奇心が失われてしまっている印象がある。VRは一人の世界。全ての患者さんに受け入れるものは難しいのでは。お母さんと一緒にできることの方が良いのではないか。
例えばお歌を歌ったり、天井に映像を投影したりした方が、患者さんだけでなく親、看護師、医師がみんな楽しめる。そっちの方が、患者さんも安心して楽しめるのではないか。
ー学んだことー
まず、目的を確認しよう。
自分が何を目的にしているかっていうと、その場限りの楽しさというよりも、その人の先の未来に良い影響を与えられるようなものを提供すること。
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ただ、VRもこればっかりはやってみないと分からないことなので、今は対象が限られていても良いからやってみることが大事。
色々な人の意見を聞いて、自分の目で見て、対象者の反応を肌で感じ取ってみることで、新たな工夫が生まれる。
だけど、やっぱり病院の景色を変えて、病気の概念を変えるためには少し工夫をしないといけないなと感じた。ネットやスマホは、良い意味でも悪い意味でも病院の景色を変えているものの一つだと感じる。これらは特に病院に限ったことではないけど、そういった当たり前に病院の中にあるものが大事なのかもしれない。それがどんなものか具体的にはまだ思い付かない。一つ例を上げるとすれば(できるできないはおいといて)、遠隔操作型のロボットを操縦して、気軽に外の世界を体験できるようなスペースが各病院の中に一つあるような世界とか。それが私の目的である、病気の患者さんにとって夢を提供できるものとなれば良いのかなと感じた。
まずお医者さん目線からの、とても貴重な意見を頂いたことに感謝。
こういった否定的な意見が、私にとってはとても嬉しい。
どういう工夫をしようかとか、もっと良いものを作り出すヒントになるから。
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次は、逆にポジティブな意見について書きたいと思います。
続く。